教習所にて……。Vol,1

カワサキのKH250が、とても人気があることは以前書きました。
カワサキのKH250は今から30年以上も前の、1976年に発表されたオートバイにも関わらず、今でも乗りたいバイクのランキングに上がっている程の人気があるのです。
今回は、そのカワサキのKH250の人気ぶりを示すエピソードを書きたいと思います。
これは私がクルマの免許を取っていた頃の話です。
仮免を取って、何度目かの路上教習の時でした。私が通っていた教習所は教官が厳しいことで有名でした。そのせいで、毎回私は緊張して教習を受けていました。
教習中、助手席に座っている教官は怖い顔をしてブスッと座っていました。
すると突然、「止まって!」と声を上げたのです。
私はビクッとしてブレーキを踏みました。
「何してるの、早く端によけて!」
何かまずいことをしたのか……、これは厳しく怒られるぞ……。私は急いで車を端によけると、ビクビクしながら教官を見ました。
教官は窓の外を見ています。その視線の先にあるのは、カワサキのKH250だったのです。
(つづく)

KH250の生まれは1976年

いわゆる旧車といわれているバイクの中で、今でも熱い支持を受けているバイクがあります。
カワサキのKH250です。
魅力は何と言っても、その加速力の凄さにあります。
バイク乗りの中には、カワサキのKH250を手に入れることを夢にしている人がいるとか。
驚きなのは、カワサキのKH250の販売が始まったのは今から30年以上遡った1976年。そんな30年以上も前のバイクを、皆さんは絶賛し愛用しているのです。
家電製品で30年以上も前に出た商品を、今では称賛して愛用し続けたりはしないのに……。
このカワサキのKH250は、本当に特別な存在なんですね。
更に驚きなのは、現代の高校生達が単車の免許を取って、最初に乗りたいバイクにカワサキのKH250を挙げている人が少なからずいるんだそうです。
高校生のバイク乗りの中では、カワサキKH250は半ば伝説になっているバイクだそうで、新しく発売されたバイクに乗ることよりも、伝説のバイクに乗ってみたいという気持ちの方が強いんですって。